成人式の日のコンサート

2007年1月5日。土佐町で成人式がありました。
約40人の新成人の皆さんが、地域の人や家族のお祝いの言葉を受けながら、いろとりどりの着物に身を包み、晴れやかな表情で会場に集まっていました。
ひとりひとりが前に立ち、新成人を迎えてのメッセージを発表します。
「幸せな家庭をつくりたい」「ビッグな大人になりたい!」「育ててくれた両親や地域の皆さんに感謝しています」「社会の一員として恥ずかしくない大人になりたい」「今まで支えてくれた家族をこれからは自分が支えたい」・・・きっと様々な思いで、この日を迎えたんですね。
皆さんの笑顔がキラキラと輝いて見えました(^^)
代表の女性の決意表明では、「今という一瞬一瞬を大切に生きていきたい」という力強い言葉が印象的でした。

そんな心暖まる成人式の後、佳さんのコンサートが開かれました。
佳さんは新成人の皆さんに、どんなメッセージを贈るんだろう?佳さんファンの皆さんは、きっと気になりますよね・・・そして今回も、しっかり取材をさせていただきました。

土佐町成人式1
新成人の皆さんのさまざまな20歳の生き方や感性に触れて、急きょこの曲を歌いたくなったと1曲目に佳さんが歌ったのは「しあわせ色の風景」でした。
そして、佳さんが成人式の日を迎えた時のエピソードを聞かせてくれました。初めてスーツを着てとっても嬉しかったこと。あまりに嬉しくて、前日に友人達とスーツを着たまま明け方まで飲み明かして・・・結局は、成人式には参加できなかったこと。照れくさそうに話していました(^^)
また、曲の合間に佳さんが声の出演をしているCMを再現してみると、会場から「似てるー!」という声が。「似てるんじゃなくて、本物だって!」と苦笑いの佳さんでした(^^)

そして、「徳弘のおじいちゃん」を歌ったあとに、高校を卒業してすでに働いている人もいるので、自身の体験からこんなメッセージを。
高校の専攻科で技術を身に付けて、鍼師として仕事を始めた時は「患者さんを治して助けてあげるんだ」という思いあがりがあった。そんな時期は、患者さんとうまく話が出来なかった。
でも、徳弘のおじいちゃんと出会って話をするようになって、肩の力が抜けて、「治ろうとしている人をお手伝いしているだけなんだ」と思えるようになった。徳弘のおじいちゃんが、大切なことに気付かせてくれたんです。
だから皆さんも、目上の人ともっと話をしてみてください。
心を通じ合わそうとすれば、そこから教わることはたくさんあります。

土佐町成人式2
コンサートも後半に差し掛かり、「さくら」を歌った時には、この曲が出来た時のこんなエピソードを話してくれました。「さくら」という名前の意味を考えた時に、ただ桜の咲く時期に生まれたからというだけじゃなくて、子供を持つ親はみんなこんな思いを持っているんじゃないかなと考えていたら、詩と曲が同時に頭に浮かんできて、なぜかボロボロと涙がこぼれてきたんです。

誰からも誰からも 愛されるよう
優しさの花びらをあげられるよう

健やかに健やかに育つよう
幸せに幸せに生きるよう

会場には、新成人を迎えてパパになる人もいました。その人にもこんな風に思ってもらえたら嬉しいと、佳さんは言っていました。

土佐町成人式3

会場にいる新成人の皆さん、そして家族や地域の皆さん、役員の皆さんも、まっすぐにステージの上の佳さんを見つめながら、静かに歌とメッセージに聴き入っていました。

最後に佳さんが、新成人の皆さんに贈った言葉は、「さくら」の曲に込められたメッセージと、故郷への想いでした。

みんな、幸せに生きてよ。
こんな時代だから、健やかに生きて欲しい。
みんなが生まれ育った土佐町は、本当にすばらしいところ。
大事な故郷をぜったいに忘れないで。
いつかみんなの子供達が、土佐町でまた成人式を迎えられたらいいね。
その時は、僕もまたステージで歌っていたいです。

佳さんの暖かいメッセージに、会場の皆さんは優しい拍手で応えていました。
そして、全員での記念撮影。
土佐町成人式4

そこには、新成人を見守るような佳さんの優しい笑顔がありました。
土佐町成人式5

またどこかで、佳さんとの再会がありますように。
新成人の皆さんの幸せな未来を、願っています(^^)

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