「にじいろ佳倶楽部」からのごあいさつ

堀内佳さんは、1歳半で目の癌により両眼を摘出し全盲になられました。

幼い頃から素晴らしい感性をお持ちで、中学の頃から独学でギターを習得し音楽活動を行ってこられました。独学だったため、ギターの持ち方も上から弦を押さえる独自のスタイルです。

堀内佳さん、伊島にて2006年11月「障害者として生きるな」というご両親の厳しくも愛情ある教育のおかげで、「障害者という生き物はこの世界にはいない。自分で制限を決めずに可能性を信じて挑戦してみれば、実現できると信じている」というのが、堀内さんの持論です。

ご自身の経験から『命の大切さ』や『前向きに生きることの素晴らしさ』を、歌に託し伝え続けている堀内さんのコンサートは、時には笑ったり、時には感動で涙しながら、その歌声の持つ魅力に誰しもじっと聴き入ってしまいます。

堀内さんの歌には、“心の波動”で伝える何かがあるので、CDよりもぜひ、生でのコンサートを聴いて欲しいのです。一度、堀内さんのコンサートを聴いて感動した方が、口コミで全国に広げてくださる、そうしたつながりが多いのも、堀内さんならではの魅力だと感じています。

堀内さんのコンサートから歌やメッセージを受け取り、誰にも言えない悩みや孤独を抱えた子供達からSOSの電話やメールが、堀内さんのもとには日に 200通ほども届きます。いじめや援助交際、ドラッグ、虐待・・・うつ病でリストカットを繰り返す子供達もいます。そんな子供達に、堀内さんは自分を認め受け入れることや命の大切さを伝え続けています。

最近は特に、いじめや自殺などの問題が連鎖反応的に増加し、子供達をとりまく状況に皆さんも胸を痛めていることと思います。子供だけでなく、先導者である大人までが逃げ道に死を選んでしまう現状の中、今だからこそ、堀内さんが今まで伝え続けてきたメッセージをもっと広く、多くの人に聴いて欲しい。堀内さんの歌に出会ってひとつでも救える命があるはずだと・・・そう強く感じています。

子供だけではなく、大人たちも「そのままの自分でいいんだよ。まずは今の自分を認めて、好きになることが大切。」という堀内さんのメッセージを、素直な気持ちで受けとめることが出来、生きる勇気をもらっています。

実際に、コンサートが終わったあとは、子供達の表情がいきいきと輝いて変化したり、涙を流しながら「ありがとう」「生きる希望が湧いた」と握手を求める人たちの姿が多く見られます。

全国でコンサート活動を展開している堀内さんですが、まだまだコンサートを開催していない地域も多くあります。ぜひ、さらに広く全国で堀内さんの歌声や生き方に触れていただける機会が今後も増えていってほしいと願っています。

もし皆さんの地域で、学校関係での行事や、人権コンサートなど、イベント企画の機会がありましたら、堀内佳さんにお声掛け下さい。

堀内佳応援クラブ 「にじいろ佳倶楽部」 一同